
ちょっと特別な記念日に金谷本店に行ってきました
伊賀の地で100年以上続く老舗とあって、豪勢な門構えだと思っていたのですが、到着してみると入口は昔ながらの建物で、どちらかというとこじんまりしてる。伊賀の街並みに馴染んでいました。

1階ではお肉を販売、2階でお食事をいただけます。2階に上がって廊下を進むと、入口からは想像できないくらい建物に奥行きがあって広い。部屋の数もたくさんあるので団体さんでも可能なのが納得です。
お部屋は完全に個室なので、コロナ禍でも安心してお食事を楽しめます。
メニューはすき焼、バター焼、アミ焼、しゃぶしゃぶ、ステーキ
今回は初めてなので、すき焼にしました。
金谷本店で名物、伊賀牛の寿き焼をいただきます

伊賀牛すき焼きのお肉はほどよくサシが入っていてとても美しい・・・
お野菜は、玉ねぎは淡路島産、それ以外は地元伊賀の野菜を使用しているそうです。
お姉さんが目の前で調理してくださいます。良い食材をちょうどよい焼き加減や味付けでいただけるのはお姉さんのおかげで、老舗のこだわりを感じます。

まずはお肉だけを焼いて溶き卵につけて一口。これがめちゃくちゃおいしい!とろけるようなお肉の食感を楽しめます。
きれいに食材を鍋に並べたあとは、砂糖をふりかけ、その上からお醤油をたらします。

割り下を使わないで砂糖と醤油のみで炊くだけでとっても美味しいのは、素材がしっかりしているからでしょうか。
1回目食べ終わる頃にお姉さんが再び登場し、2回目のお鍋を作ってくれます。今回は2名で行ったので煮詰まらないように、会話少なめに食べることに集中しました。
伊賀牛とは
伊賀市や名張市で飼育された黒毛和牛の処女牛のみに称号が与えられるブランド牛で、伊賀牛明治38年に金谷清三郎さんが東京へ出荷したことを機に全国にその名が広まったそうです。その金谷清三郎さんが料亭を始めたのが金谷なのですね。
出荷頭数の約8割が伊賀の認定の精肉店で販売され、出荷数が少なくほぼ伊賀でしか食べられないとあって「幻の牛」と呼ばれるほど。
JA伊賀のホームページを見ても、伊賀牛を味わえるお店は伊賀で3店しか紹介されていないので、伊賀牛の希少さがわかります。
金谷本店の店舗情報
近鉄伊賀線広小路駅から徒歩1分。
車なら大阪方面からは上野東IC、亀山方面からは中瀬ICから降りて10分程度です。
定休日:月曜、祝日の場合は翌日
