「よみがえるワカヤマソウリュウ」新種モササウルスの化石を展示!和歌山県立自然博物館の特別展

2024年7月13日(土)〜9月1日(日)の間、和歌山県立自然博物館にて開催されている特別展「よみがえるワカヤマソウリュウ」を見に行ってきました。

ワカヤマソウリュウとは?

2006年に和歌山県有田川町鳥屋城山にて発見されたモササウルスの化石。全長約6mのアジアで唯一の貴重な全身骨格化石で、他のモササウルス類とは異なる特徴を持つことがわかり、なんと2023年に新属新種に登録され話題になりました。

そのメガプテリギウス・ワカヤマエンシス、通称ワカヤマソウリュウの化石が今回の特別展で一般公開されるということで、早速見に行ってきました。

特別展「よみがえるワカヤマソウリュウ」

ワカヤマソウリュウの全身の化石の展示とともに、発見した時のこと、その後の発掘とクリーニングの大変さ、研究からわかったワカヤマソウリュウの特徴などがわかりやすく1つの部屋にコンパクトに展示されています。

歯の化石

化石のクリーニングの展示。硬い岩盤の中に化石があり、化石と周りの岩が簡単に剥がれないので、圧縮した空気の力で針を振動させて削るエアーチゼルという道具も使って、5人、途中から7人で週5〜6日のペースでクリーニング作業をして5年かかったそうです。

化石のクリーニングの様子

産状化石(上半分だけクリーニングして、骨の埋もれ方わかる状態にしたもの)から、ワカヤマソウリュウがどのように死んで化石になったかを想像して、ぬいぐるみで再現したユニークな展示もありました。

なかなか凄惨な状態です 笑

和歌山県立自然博物館は常設の展示もおもしろい

博物館という名前ですが、和歌山県内で見られる魚がいっぱいのほぼ「水族館」です。大きなエイやサメ、クエなどが悠々と泳ぐ大水槽は必見です。

黒潮の海 大水槽

珍しいシュレーゲルアオガエルの黄色の個体も飼育されています。

黄色いシュレーゲルアオガエル

和歌山県立自然博物館へのアクセス

これだけ色々楽しめて、入館料金は大人たったの480円。高校生以下はなんと無料です。

特別展の開催期間は2024年9月1日(日)まで。貴重なワカヤマソウリュウの本物の化石が見られるチャンスです。

化石好き、恐竜好きな方はもちろんのこと、大人から子供まで楽しめる博物館に是非行ってみてください!

和歌山県立自然博物館

【開館時間】9:30~17:00

【休館日】月曜日(祝日・振替休日の場合は次の平日)、年末年始(12/29~1/3) 

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